¶ay Faboan Cat.
Un arcobaleno è felice?

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目、メ、眼、め、芽、女、雌。 
2011.04.27 Wed 19:24
 


 黒い少女の眼の中には、男が棲んでいた。
しかし、目に見えないものさえ失くしてきた彼女は、己の目を抉ってでも、
男を目の外に突き出し、追い出したかった。

棲ませる事を許したのは、己自身。男の意思ではないと気付き、少女は厭世した。
男はただ、少女ではなく、ただ“異性”の瞳に棲みたかっただけだった。



「何も見えない。私の中に棲んでいる男が、何も見させまいとしているの」



数年経った今でも、彼女の目には男が棲んでいる。
追い出す事ばかりを思考し、肝や腸を徐々に喰い千切られ、狂った少女は、悦に浸る。



「棲ませてくれるんだろう?」



憎染みの瞼にも、愛しさが在った。厭と断れない「私」を、激しく怨んだ。
瞼を塞ぐ一瞬でさえ、男をその中に映したかった。
少女の小さな目には、大きな涙が溢れ出す。それを救い上げてくれる愛し人も居ない。

それでも、愛し人が自分の中に棲んでくれる幸せを、少女は突き放したいとは微塵も思わなかった。
だが、己の願う幸せが、安易に続くものであろうか。
ある日少女は、絶望を見た。




男の目には、別の女が棲んでいた。




そしてその女もまた、別の男をその中に棲ませていた。
私が愛した、その人を。





 
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わたし。

ゆめさき

Author:ゆめさき
 
空を歩きたい。


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